戦艦大和会とは

戦艦「大和」は、呉海軍工廠において、当時日本の持てる限りの最高の科学技術と「ものづくり」の力を結集して、史上最大の戦艦として建造され、昭和十六年十二月十六日に竣工しました。

呉鎮守府籍となり、山本五十六連合艦隊司令長官率いる連合艦隊旗艦として、南太平洋で活躍いたしました。

しかし、戦局極度に悪化した昭和二十年四月、天一号作戦が発動されるや第二艦隊旗艦として、日本海軍最後の水上部隊の先頭にたち、祖国日本を救い得るならばの一念に燃え、壮烈なる戦闘を交え、乗組員の必死の反撃もおよばず、第二艦隊司令長官 伊藤整一海軍大将、戦艦「大和」艦長 有賀幸作海軍中将をはじめ、忠勇無双の3,056名の乗組員とともに、その姿を九州南西沖水深350メートルの地に没したのであります。

終戦直後から、戦艦「大和」の生還者、遺族が、戦死された乗組員の忠魂・慰霊と威勲の顕彰をしようという活動をはじめ、昭和二十八年八月に「戦艦大和会」を結成しました。翌昭和二十九年四月七日に、呉本願寺会館において、第一回戦艦大和慰霊祭を執り行い、昭和五十四年四月七日には、呉市長迫公園・旧海軍墓地に『戦艦大和戦死者之碑』を建立しました。以後、毎年、戦艦「大和」が沈没したこの四月七日に、御魂、生存者、遺族が相互いに、心静かに語り続けることができるこの碑の前にて追悼式を開催しております。

私たちは乗組員の鎮魂慰霊と威勲の顕彰、追悼を行うとともに、若い世代に伝承することを通じ、平和日本の繁栄と世界平和の維持に貢献することが、英霊の遺託に応える道であると考えています。

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年会費:1,000円

お問い合わせ:戦艦大和会(広報)mail senkanyamatokai@hotmail.com

または旧海軍墓地「戦艦大和戦死者之碑」に設置しております記帳箱にご記入ください。